私は生まれ育ちが北海道なので、基本的に本州の蒸し暑さは得意ではないが、初めて大阪に行った時のことは今でも忘れない。
20数年前で、当時まだ伊丹空港しかなかったわけだが、飛行機が着陸して、空港ロビーから新大阪行きのバス乗り場に行こうと外に出た瞬間、ドロっとした重く暑い空気に息詰まりそうになった。ちょうど梅雨時期だったこともあり、空は曇り模様。なんだか自分の身体から黒い汗が流れ出てくるような感覚になり、大阪ということもあり映画「ブラックレイン」のシーンが頭の中を巡り、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」がリフレインしだした。
今でこそ大阪は大好きな土地で、第二の心の故郷だ!ぐらい思っているが、当時はもう、早く帰りたくて帰りたくてしょうがなかった記憶がある。大阪が好きになったのは、なんなんタウンの串かつ屋さんと、難波のセンタービルで食べた鱧しゃぶの功績が大きい。食は土地の印象を変えますな。
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